田崎守男 手工品 1984年作 田崎守男氏は、黒澤常三郎氏等とともに中出阪蔵工房の初期のお弟子さんでした。 また、ギター製作の名工の一人、荒井勝己氏は崎氏の下でも学んでいた経歴があるようです。 出品のものは、1960年代の中出系モデル（細めネックに赤茶けた塗装）とは異なる印象で、 割とガッチリとした作りのものをクリア塗装で仕上げた美しい外観のギターです。 トップはスプルース単板、サイドバックはローズウッド単板、指板はエボニーで、全ての部材、パーツに上質なものを使用しています。 状態は、トップのブリッジ斜め下（1弦側）に擦りあてによる凹みがあります。 バックは塗装仕上げにやや難があり、少し艶がない部位（中央より下側中心）があります。 おそらく塗料が硬化前に木材へ染み込んでしまった現象と思われます。 しかしながら、その他目立ったキズや割れはなく、全体的には美品の印象を受ける外観です。 中出阪蔵工房時代、多くのギターを製作しているだけあり製作技術は高く、演奏性や音質等の楽器性能は申し分ないと感じます。 音に力強さもあり、海外ギターに負けない音圧のギターを目指して製作したものと思われます。 独立後は、オーダーした方の要望にあわせて、 じっくり丁寧に製作していたようなので、 製作本数も限られていると思われます。 貴重と思われるオール単板手工ギター 田崎守男　1984年作　 をどうぞよろしくお願いします。 全長 : 99.5cm 弦長 : 650mm ナット幅 : 52 mm 弦高 :12フレット 6弦3.9mm 1弦2.9mm ネック : ほぼストレート ギターを写真のハードケースに入れ、段ボール紙等で梱包して、安全にお届けします。