【鉛筆使用木材】 １ Japanese Cypress / Japan　ヒノキ ヒノキ科ヒノキ属。気乾比重：0.45。主な産地：日本。 スギと共に日本を代表する特産針葉樹。日本建築に不可欠な木材です。 特有な香りと光沢があります。 スギほど大径木にならず、スギより幾らか硬いが、より加工性が良いことが特徴です。 ２ Rosewood / India　ローズウッド マメ科ツルサイカチ属の広葉樹。気乾比重：0.82～1.09。主な産地：熱帯から亜熱帯に分布。 バラのような香りがするとか、貴重で赤みのある美しい木を総称してローズウッドというが、一般的には、中でも最も希少価値の高いインドローズを指します。 ３ Japanese Red Birch / Japan　ウダイカンバ カバノキ科の落葉高木。気乾比重：0.67。主な産地：日本。 マカバともいい、緻密な肌目に光沢があり、硬くて強い木材です。素姓がよく反りも少なく着色性もよく加工性に優れています。粘りもあって保存性も高く、欠点の少ない美しい木材です。 ４ Walnut / North America　ウォールナット クルミ科クルミ属の広葉樹。気乾比重：0.63。主な産地：アメリカ東部。 北米東海岸の材として日本でも最も人気のあるブラックウォールナットは、軽い割に強度と粘りがございます。 狂いも少なく、乾燥も容易で、刃の通りもよく加工性も着色性も良いです。 彫刻モノには最も適している。 ５ Oak / Japan　ミズナラ ブナ科コナラ属の広葉樹。気乾比重：0.67。主な産地：日本、中国。 刃物の通り、加工性、接着性、着色、塗料の乗りもよく、家具材などとしては極めて扱いやすい木材。 日本の北海道のナラは、明治時代から小樽オークとも言われ、ヨーロッパの人々から愛されます。 美しい斑の出る鏡板は珍重され、現在でも重宝されています。 ６ Mahogany / Brazil　マホガニー センダン科マホガニー属の常緑大高木。気乾比重：0.65。主な産地：中南米。 チークと並び高級な家具材です。広く熱帯に分布していますが、ホンジュラスを中心とした中南米の材が弾性もあり、最も良質だといわれています。 材の繊維自体に光沢があり、着色しなくても年月を経るほど、光沢を増し、色合いが冴えて美しくなります。 ７ African Padauk / Guinea　アフリカンパドック マメ科シタン属の広葉樹。気乾比重：0.80。主な産地：カメルーン、ギニア、ナイジェリア。 材は染めたように真っ赤な色ですが、紫外線を受けると光沢のある暗褐色に急激に変色し、黒ずみます。 高級な住居の床材、湿度の高いところや濡れたり乾いたりする屋外用建材、船舶や車両の材として使われます。 ８ Narra / Philippines　ナーラ マメ科シタン属の広葉樹。気乾比重：0.60。主な産地：東南アジア。 セーシェル諸島からインド洋諸島、フィリピンの沿岸に生育。かつては梱包材として乱伐されて激減し、ワシントン条約で伐採が規制されています。 イギリスではフィリピンマホガニーと言われ、貴重な高級家具材として、交錯した木理と鮮やかな黄褐色の美しさが称賛されています。 ９ Teak / Thailand　チーク クマツヅラ科チーク属の広葉樹。気乾比重：0.57～0.69。主な産地：タイ、ミャンマー、インドネシアなど。 マホガニーと並び高級家具材として使われてきました。良質な油、タールを含んでいて酸や塩水に強いが、接着性が悪いです。 金属の腐食を防ぐので船舶のデッキや内装材として多く使われてきました。 10 Japanese Zelkova /Japan 　ケヤキ ニレ科ケヤキ属の広葉樹。気乾比重：0.47 ～ 0.69。主な産地：日本、朝鮮半島など。 日本を代表する落葉広葉樹。狂いやすい木で、長い乾燥時間を必要とします。 古くから建築、家具、建具材として人々の生活の中で広く利用され、親しまれています。 【トレイ使用木材】 Painted Maple / Japan　イタヤカエデ　 カエデ科カエデ属の落葉広葉樹。気乾比重：0.63。 主な生産地：日本（北海道を除く）、樺太、朝鮮半島、中国東北部、ロシアアムール川流域。 カエデの仲間は主に北半球に300 種位あり、日本には20 種ほどあるといわれています。 イタヤカエデは大径木で、高さ20ｍ直径1ｍになり、利用価値の高い木材です。